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『きみはポラリス』三浦しをん

評価:
三浦 しをん
新潮社
¥ 1,680
(2007-05)
2002年から2007年の間に
雑誌等に掲載された11編が収められた短編集。
全て「恋愛」がテーマとなっていて、
中には同性への愛や、兄弟、ペットから飼い主へ、
などなどバラエティに富んでいる。
さらに、作風すら、軽いタッチのものから
古典風のものまでバラエティに富んでいる。

特に好きなのは
「優雅な生活」という、
ロハスを実践しようと悪戦苦闘しているうちに
実は恋人との共同作業を求めていたからだと気付いて、
喧嘩をした際に恋人に言ったら、恋人が自分以上に
健康で地球に優しい生活を実践し始めて戸惑う、
という作品かな。
いや、
「裏切らないこと」という、
子供ができて妻の愛情が自分から子供に移っていったと感じる男が
血のつながった者への愛情は、つながらない者とは違うのか
と考えるうちに、幼い頃に隣に住んでいた老夫婦のことを
思い出す、という作品もよかった。
「春太の毎日」も、
同棲している同士が、もてる相手にお互いに
嫉妬していながらも仲良く想いあっている日々が
書かれているのか、と思いきや、実はそういう関係だったのか、
と段々気付かされて、またかわいらしくていい。

・・・と、いろいろ楽しめる一冊。

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