スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |

『器と暮らす』中川ちえ

評価:
中川 ちえ
アノニマスタジオ
¥ 1,575
(2005-10)
器をまつわるエッセイ。
磁器と陶器の違いなどわからないような
私でも、楽しんで読めた。
器についてのあれこれ、
そしてそれを作り出す人、売る人、買う人、使う人の
姿や思いにまで巡り、
ていねいに生活することって素敵だなと、思った。

『西の魔女が死んだ』梨木香歩

中学校に馴染めず
不登校しているまいは
母の実家である家で
おばあちゃんとしばらく暮らすことに。
自然に囲まれ、不思議で魅力的なおばあちゃんとの日々。
ある日、自分たちの家系に流れる不思議な能力の話を
おばあちゃんから聞いたまいは
「魔女」修行をはじめることにした・・・。


「魔女」になる修行というと何だか怪しげだが
言い換えれば、日々意識的に生きる、ということ。
現代の社会で生きるために。
誰にもあてはまり、有効な、修行。

おばあちゃんはまいに
いたいのなら、ここにいつまででもいていいのだ、と言う。
でも、まいは直感でそうはならないと感じる。
だからこそ、
自然に囲まれ人からも離れて暮らせるような
おばあちゃんの家ではなく、
外の世界に関わって行こうとするからこそ、
必要なもの、魔女修行。


おばあちゃんの、人との関わり方がとてもすてき。
まいのことを、一人の女性として扱っていて。
暖かく見守り、包む。
近所に住む、変わり者ゲンジへも
平等に接する。
一見、こどもに対して、それは厳しいのでは
と、思うような対応だったりするのだけど。
その場しのぎではない、
相手を本当に思うからこその対応をする。

ラストシーンは感動。泣ける。

生きるとは。死とは。
大切なことがたくさん書かれた、すばらしい作品。


 

『100回泣くこと』中村航

評価:
中村 航
小学館
¥ 1,365
(2005-10)
Amazonおすすめ度:
犬のエピソードやバイクを修理することや、
伏線がうまく使われていて、
物語として巧いな、という感想。
しかし、
王道なストーリー。ひねりはない。

セカチューで泣けなかった私には、合わなかったようだ。。

『タンノイのエジンバラ』長嶋有

評価:
長嶋 有
文藝春秋社
¥ 1,400
(2002-12-06)
Amazonおすすめ度:
4作品収録。
個人的には最後の「30才」がよかった。
主人公の女性も、彼女が付き合う男性も、魅力的。

しかし、他の作品があまり楽しめなかった〜。。

現代の社会や人間関係がリアルに書かれているのが
特徴かなと。
ひとりひとりの中の世界。
そんな世界を持ってるからこその、人とのズレ。
うまく描かれています。

『泣かない女はいない』長嶋有

評価:
長嶋 有
河出書房新社
¥ 1,470
(2005-03-15)
もうすぐ公開される映画、「サイドカーに犬」の原作者・長嶋有作品、初めて読
みました。
先日、第一回大江健三郎賞を受賞されたということで
新聞によく出ていましたね。

短編2作品収録。
主人公の女性は、どちらも大人しくて周りをよく見ていて、
感受性が豊かで、そこが魅力的。
淡々と、日々や時間が過ぎてくのに、
もしくは事件が起きてもそれを淡々と見つめている。中心のしっかりした女性が
描かれた作品、です。

『蒼の風景』中上紀

評価:
中上 紀
アートン
¥ 1,785
(2006-11)
中上紀の短編集。
独特の世界。
独特の感性。
悲しくなるけど、でもその孤独感、夢見心地なふわふわした感覚、
共感しました。
自分であることの悲しさ、諦め、
その中からあふれるささやかな幸福感。

そして海外での生活に由縁のある著者らしい、作品です。

| 1/1PAGES |