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『一瞬の風になれ』佐藤多佳子

評価:
佐藤 多佳子
講談社
¥ 4,515
(2007-06)
  

『あなたの呼吸が止まるまで』島本理生

私小説?と思って冷めて読んでいたが。
主人公の孤独感や子供と大人の言い分、
境界線とか、微かなラインをうまく書いてて、
やっぱり彼女の作品世界は好きだ。。

『見えない誰かと』瀬尾まいこ

評価:
瀬尾 まいこ
祥伝社
¥ 1,365
(2006-12)
現役中学校教師である作家のエッセイ。
彼女の目を通した中学生や教師の姿が、暖かく生き生き書かれて、ほんわかした

『世界の終わりの終わり』佐藤友哉

評価:
佐藤 友哉
角川書店
¥ 1,575
(2007-09)
Amazonおすすめ度:
小説家になる夢を叶えてしまった小説家の
自伝を思わせる小説。
小説が書けず堕ちて堕ちてその先に
たどり着いた境地は。。

かな〜りクセのある文体なので
「若手」作家の作品に入り込める人でないと
読みきるのは辛いかも。
主な登場人物が
主人公の小説家と、その脳内妹(つまり妄想)と影(これも妄想)。
内的なうつうつとしたものを
面白く表現しようとしていて、でも痛々しくもあり。
でも、彼のほかの作品を読んでみたくなった。

『優しい音楽』瀬尾まいこ

評価:
瀬尾 まいこ
双葉社
¥ 1,260
(2005-04)
Amazonおすすめ度:
『優しい音楽』『タイムラグ』『がらくた効果』
の3篇収録。

表題作『優しい音楽』は、
この設定でそういう方向に物語が進むのかぁ。。
と唸ってしまった。

タケルは駅で全く会ったこともない女性千波に声をかけられ、
それ以来、毎日千波はタケルに会おうと駅で彼を探す。
最初気味悪い思いでいたタケルだが、その内彼女に惹かれるように
なり、二人は付き合うことになるのだが、
彼女の家に遊びに行き、そこで彼女が彼に声をかけた理由を知る。。

タケルという男性のゆるがなさと、柔軟さ。
そして、物語がまとまるその場にあるのが、音楽。
それも、家族が奏でる音楽。
きれいなストーリー。。

『がらくた効果』もまた、設定が面白い。

3篇とも、設定は一風変わっているのに
穏やかさと優しさでゆるやかに進んでいく。
強いなぁ。

『安倍晴明―陰陽師たちの平安時代』繁田信一

タイトルが安倍晴明とあるけれど、
安倍晴明に迫るというより、
平安時代の陰陽師とはどういう職業だったのか?
に焦点をあてた内容。
陰陽師というと、安倍家と賀茂家と思っていたが、
もっと様々な一族から輩出されていると知った。
平安時代の陰陽師について、おおまかにしりたいならちょうどいい一冊。

『大きな熊が来る前に、おやすみ。』島本理生

評価:
島本 理生
新潮社
¥ 1,365
(2007-03)
Amazonおすすめ度:
3篇の恋愛小説集。

人が内面に抱える弱さ、傷、
それが恋愛のなかで現れるとき。
恋愛のなかでこそ、現れるというべきか。
そのときの、危うさ、切なさを
しっかりと見つめている物語。

『クローズド・ノート』雫井脩介

評価:
雫井 脩介
角川書店
¥ 1,575
(2006-01-31)
黄色い表紙がステキな本。
雫井作品、今年すでに読みましたが、
「火の粉」とまた違って、ミステリーの要素の少ない
かわいらしくて、切ないラブストーリー、です。

火の粉

評価:
雫井 脩介
幻冬舎
---
(2003-01)
Amazonおすすめ度:
元裁判官・梶間の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内が引っ越してくる。
この武内は、いい人ぶりを発揮して梶間家の人々の中に入り込んでくる。
彼の本性とは。。

本格サスペンス。
ページ数かなりあるのに、2日で読破。
もう先が気になって気になって・・・。
途中から犯人はわかってしまうけれど、なのに最後までハラハラ。
武内の人物像が、尋常さを超えているけど、でもこういう人いるな、と。
そして、梶間家の人々の抱える問題、
姑の介護、子育て、夫婦間でのわだかまり、などなど。
事件の真相を解く、犯人の人間像、さらに
社会的にもよく取り上げられる問題・話題を盛り込んでいる。
読み応え十分。
読み終わって、「うまいな〜。」とうなってしまう作品。

人間の持って生まれた本質と、成長し生きてく中で培われる性質。
相乗効果で悪いほう悪いほうへと行ってしまった人の悲劇、
そして社会や職業によって持ってしまう色眼鏡や価値観の弊害、
そんなものを感じました。

『ナラタージュ』島本理生

評価:
島本 理生
角川書店
¥ 1,470
(2005-02-28)
Amazonおすすめ度:
a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B3%B6%E6%9C%AC%E7%90%86%E7%94%9F">島本理生さん、好きな作家の一人です。
『ナラタージュ』は、ロングセラーで評判がいいのを聞いていたんだけど。
以前の彼女の作品より、大人な感じを受けました。
大人、というか、何か一歩踏み込んだというか。。
若い作家さんだから、書くごとに変わる、成長するということなのかな?

主人公・泉と彼女の高校教師・葉山との恋愛のストーリー。
付き合ってないし、付き合うこともないんだけれど、
でも通じ合って分かり合っているから離れられない。
・・・わかるわ、と思いながら読んだよ(経験者。。
泉のタイプが島本理生作品の女の子に共通するかんじで、
ということはやっぱり作者はこんな女の子?
って、思ったりしました。

途中、小野君との恋愛も描かれるけど、
どんなに体が近くにいても、通じないこともある、
どんなに体が遠くにいても、通じることがある、
って、感じました。
柚子ちゃんのことや、泉と小野君との関係を通して、
女の子としての体力的な弱さ、その時生じる心の傷、
というものも訴えたかったテーマのように感じます。

とことんまで自分の気持ちに正直に、すべてぶつけてぶつけきってのラスト。
最後の葉山の友人カメラマンとの食事のシーンは、もう。。
切ないっす。

人を愛すること、にまっすぐにぶつかっていった女の子のお話。
すがすがしいデス。

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